しーらーべーはーアマリリスー
みなさま、アマリリスの花ってご存知でしたか。私は知りませんでした。アマリリスという曲ならよく知っているのですが。(そんな曲知らん、という方はこちらへ(注:いきなり音が出ます) 絶対にご存知のはずです。我家ではお米が炊けるたびに炊飯器が歌います。)
全貌はこんな感じ。
(比較参考:ごく一般的な家庭用コードレス電話機の子機)
ちなみに茎の根もとから花までの全長約50cm。(鉢含まず)
長。と言うか高。もはやちっこい木のようです。
実はこんなに背が高くなるとは予想しておらず、毎日ぐいぐいと目に見える早さで伸び続ける様には少々びびりました。
身長が止まって良かった…。このまま天井まで伸び続けたらどうしよう、花も咲かせないままに、とちょっと(いえ、かなり)心配していたのです。
さてこのアマリリス、母(韓国ドラマファン)は無意識のうちに「アイリス」と繰り返し、それはまあ同じ花の名前だからいいか、私も区別付かないしと放置していたのですが、夫に至っては何故か「ポーレチケ」と呼び続け、これはいくらなんでも違いすぎたため「いや、それは私のマグカップの名前だから」(それも本当は間違い。正解はポーリッシュポタリー。)と訂正し続けましたら、最終的に「アマデウス」に着地しました。いや、それも違うから。それ、花じゃなくて偉大な作曲家の名前だから。もういいけど。
わたくし以外の誰からも正しい名前で呼んで貰えない日々でしたが、それにもくじけず立派な花を咲かせて偉かったねアマリリス。
月曜日の今朝には、4輪目の蕾が開き始めています。
花の直径約16cm。見事な大輪です。
これまでにも、成長過程を随時ご報告しようかと思って写真は撮り続けていたのですが、どうにもビジュアルが微妙でしたので、結局掲載しそびれてしまいました。
せっかくですので、開花記念に本日一挙に公開したいと思います。
アマリリスの成長過程に興味をお持ちの方は、良ければ以下の「続きはこちら」をクリックください。
3月16日
「早咲き加工」されたアマリリスの鉢に、最初に水を与えたのが3月3日。
以降、週に1回だけ、コップ1杯の水を与え続けたところ、約2週間でこのような姿に。
(ちなみに、ネギの切り口のような太い茎は最初から生えていたものです)
手前に見えている肉厚の芽が、この後ぐいぐい伸びて花を咲かせます。
3月25日
上の写真の状態から約10日後。にゅうっと芽が伸びました。
最初に顔を覗かせた薄い葉は黄色く変色。この後、役目を果たしたのか、この葉は枯れ落ちました。
3月30日
その後、目覚ましい変化の無い日々が続いたのですが、5日経過後の30日、いきなりこんな姿に。
ええ!?朝はそんなに大きくなかったよね?とびっくり。
ここから急成長が始まります。
3月31日
中央がぷりっと割れて、花らしき姿が。おお、これは葉ではなくて蕾なのか!と気付いた日でありました。
4月2日
茎がぐいっと伸びました。おお、茎が生えるのかーとちょっと感動。(この後、50cm長になることも知らず。)
そして根元には、2つ目のつぼみが顔を覗かせています。
4月6日
ぼちぼち花が咲くかしらーとわくわくするも、一向にその気配もなく背を伸ばし続けるアマリリス。
これぐらいから、毎日数センチ単位で背を伸ばし続けます。
4月9日
背が伸びすぎて傾いてしまいました。
しまった!まんべんなく光を当てないと!今からでも間に合うか!?と大焦り。
そして、本当に花が咲くのかだろうかとかなり不安になり始めた頃。
「もう伸びなくていいよーもう咲いてもいいよー大丈夫だよー」と、朝夕「念」を送る日々。
4月13日
大きく傾いてしまった茎でしたが、南向きの出窓に移動させましたら真っ直ぐに戻りました。すごい。
そしてこの日、固く閉じていたつぼみが、ようやく柔らかく緩みました
4月13日
つぼみの拡大写真。
ぷりぷりしたつぼみが2つ…いえ、4つ?
そうか、これ、「一輪」のつぼみではなかったんだ!と気付いた日。
4月14日
翌日、更につぼみが割れました。
身長も50cmまで伸びたところでようやく停止。
4月14日
更に「それっぽく」なってきたつぼみの拡大写真。
大きなつぼみが2つ、小さなつぼみが2つの合計4つ入ってました。
大きな花と小さな花が混在して咲くのか…?
4月15日
更に翌日。ぽんと4つに分かれました。
動かすのが怖くて、出窓に置いたまま撮影。(故に背景がちょっと…)
出窓の天井に到達しそうなイキオイだったことがお解りいただけるかと思います。
4月15日
緑色だったつぼみが綺麗な白色に。これは開花も近い!
4月16日
…そして翌朝、2つの大きなつぼみが、ぽんと開花。ちょっと感動的でした。
花びらのフチの赤いラインが可愛いです。
本来、雄しべの先には、ユリと同じような葯が付いているのですが、取り去ってしまった方が花が長持ちするとのことでしたので、写真では葯の無い姿になっています。
ちなみに、小さい花を咲かせるのか?と思っていた残り2つのつぼみも、週末の間に、先の2つとほぼ同じ大きさに育ちました。
四方を向いて、同じ大きさの花が咲くようです。すごいなあアマリリス。