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読書の秋

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『あのひととここだけのおしゃべり』 (よしながふみ対談集) 太田出版

図書館で書庫出し待ちをしている間に目に留まり、なんとなく手にしたら羽海野チカ先生との対談が掲載されているようだったので、そこだけ”立ち読み”して帰ろうと思ったところ意外にボリュームがあったため、書庫の本と一緒に借りてきてじっくり読んでいます、という1冊。
対談が終わってからのコメントなのですが、羽海野先生の「人間が手にすることのできる、最大の「JOY」はコミュニケーションだ」という言葉がとても印象的でした。先日、久しぶりに学生時代の友達と一緒におしゃべりしながらごはんを食べている時に、ふとその言葉を思い出し、ああ、あの言葉はやはり至言だなあとしみじみ実感した次第。やっぱりコミュニケーションは大事だー。(わたくし、普段は毎日1人で家に籠って作業しているもので、余計にしみじみしちゃうのかもしれません)

読書の秋_e0039640_1158376.jpgちなみに書庫から出して貰った書籍はこれ。氷室冴子さんのクララ白書&アグネス白書。
中学生の時大好きだったのです。唐突に再読したくなって図書館で検索してみましたら単行本がヒットしましたので(私が読んだのはコバルト文庫でした)、これは文庫よりも綺麗で読みやすいかもとシリーズ全巻まとめて借りてきました。
ちびちび読み進めながら、「そうそう、深夜にドーナツ揚げる場面にがっつり心を掴まれてシリーズにハマッたんだよなあ」とか、しみじみ懐古にふけっております。
かなり前に書かれた作品ですので、さすがに今再読すると古く感じる表現も多々あるのですが、キモチがいつの間にか学生時代にタイムスリップしているので、個人的には無問題。
学生の頃に読んだ本って、けっこう内容を覚えているものですね。ついでに、忘れていた学生時代の記憶も芋づる式に蘇ったりして楽しいです。(これを電車の中で読んでいた時にこんなことがあったっけ、とか、うちの学校にも寄宿舎があればいいのにーなんて羨ましく思ったなあとか)

読書の秋_e0039640_11583943.jpgさて、今回は比較的爽やかな内容のものばかり借りてきたつもりでしたのに、うっかり1冊こんなものを混ぜてしまいました。平山夢明氏の『DINER(ダイナー)』。
なんとも美味しそうな表紙ですが、食欲を根こそぎ持って行かれるような表現が多々。(冒頭7行目でいきなり生爪を剥がれているという) ああでもボンベロ氏が作るハンバーガーはものすごく美味しそうなのですわ。溶けたチーズでバーガーの中身がすっかり覆われているという「メルティ・リッチ」は物凄く魅力的。いいなあ食べてみたいなあ。でもここのダイナーには行きたくないなあ。



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by honey_camera | 2012-10-10 12:41 | Nikon D40