大丈夫なのかな
雨に濡れてはいるものの、まだそれなりに綺麗だし、片足ずつ靴紐の色が違っているのがそこそこ可愛いのに、持ち主らしき人の姿はどこにも見当たらず。
そもそも、私以外に人が全く歩いていませんでした。昼日中の大通りだというのに。
このところ、ちょっとサイコなミステリーを立て続けに読んでいましたので、うっかり自分も「ここではないどこか」に迷い込んでしまったような心細さを感じつつ、ぽちっと1枚写真を撮ってそのまま帰宅。
もしかして何も写ってなかったりして、などと半ばビビリつつ画像データを開いてみましたら、何の問題も無く、ちゃんと写ってました。
しかし、実はこの写真を撮った後も、誰ともすれ違わず、マンション内でも誰にも会わず、帰宅しても家には誰もいませんでしたので(普段から平日昼間の家には私しかいないので、これは当然なのですが。むしろ誰かいたら怖い。)、「今、自分が違う次元に迷い込んでいるわけではない」という保証なんてどこにも無いんだな、なんてことをふと考えたりもしたのでした。