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秋の散歩道

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今年は久しぶりに、大阪市内でも11月の間に紅葉が楽しめました。特に綺麗だったのがイチョウ。
ところでイチョウの色の変化を文章で表現するのは少し難しいような気がするのですがいかがでしょうか。
秋に木の葉の色が変化する事象は、「紅葉」と表現するのが一般的ですが、「銀杏の紅葉」って変ですよね。正しい読み仮名は「いちょうのこうよう」ですが、うっかり勢いで「いちょうのもみじ」と読んだりしたらもう何が何だか。さらにひねりを加えて「ぎんなんのもみじ」なんて読んでしまうと、もうどこに着地すれば良いのかわからなくなります。料理名か。「ぎんなんのもみじ焼き」とか。(もみじ焼き…?)
しかもイチョウの場合、葉の色は赤ではなく黄色に変化するわけですから、正確には「黄葉」です。しかしgoogleで「イチョウ 黄葉」と入力して検索してみると、 「もしかして: イチョウ 紅葉」 と指摘されてしまいます。ああもう本当にどうすれば。(※ちなみに「イチョウ 黄葉」でもたくさんヒットします)
ところでgoogleの「もしかして」にはよく泣かされます。いや、違うの。あってるの。それで検索してみてほしいの。言いたいことはよくわかるけど、と思わず声に出してお願いしたりして。まあ大抵の場合私が間違ってるのですけれども。特に英単語の綴りとか。

…それはともかく。
この週末は本当にイチョウが綺麗でした。1枚残らず見事に葉の色を変えたイチョウの並木は、太陽に照らされるとまさに黄金色の道。思わず声をあげるほどの光景でした。
こ、これは写真に撮っておかないと!と興奮するも、この日持ち出していた「写真が撮れるアイテム」は携帯電話とiPod touchのみ。画素数勝負なら携帯電話に軍配ですが、ここはひとつ、フィルムカメラ的な「一発勝負」を仕掛けてみたくて、touchのHipstamaticで撮影してきました。
Hipstamaticは「後から加工」系のアプリではありませんので、その場での気持ちが肝心。「この景色ならたぶんこれだ」と思うレンズとフィルムを組み合わせて、1枚ずつ大切に撮影するので、フィルムカメラの感覚にとても近くなります。そして後で確認した際に、思った通りの色が出ていたり、予想外に面白い色に写っていた時は喜びもひとしおです。

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デジタルカメラだけを使っていると、「とりあえず何枚か撮っておいて、後から良いものをピックアップしよう」という感覚になりがちでしたが、期せずしてiPod touchに「ちゃんと考えて撮る」ことを思い出させてもらいました。これは予想外の嬉しい誤算。一瞬でも、「別にカメラなんて付いてなくても良かったんだけど。ハード的に弱くなりそうだし」とか思ってごめん。カメラ付いてて本当に良かった。おかげで「目」がちょっと変わりました。



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by honey_camera | 2010-11-29 11:10 | iPod touch