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だいすきな本

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石井好子さんのオムレツシリーズ。
「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる」「東京の空の下オムレツのにおいは流れる」、そして「巴里の空の下…」のレシピ版。いずれも扶桑社刊。レシピ版以外の2冊は、「暮らしの手帖社」が発行している単行本の文庫版になります。
10年以上前に図書館で借りて読んだのですが、最近になって再読したくなり、思い切って買うかなあ それともまた借りてくるかなあと考えていたところに文庫版を発見したため、思わず購入してしまいました。お手頃価格&場所をとらない文庫化ありがたし。ただ一点だけ、表紙が単行本とは異なるのがちょっと残念ではあるのですけれども。
この2冊の単行本版、ものすごくステキな表紙なのですよ。あのまま文庫になっていたら、さぞや可愛かっただろうと思うのですが、単行本と文庫本では出版社が異なるので仕方が無いのかもしれません。
ちなみにその単行本版の表紙は、こちら(暮らしの手帖社サイト)に掲載されていますので、よろしければご参考に。(「すてきなあなたに」シリーズのすてきな表紙も載ってます)

「巴里の空の下…」は冒頭のオムレツがとにかく美味しそうで、何度読んでもクラクラします。レシピ版の方には写真入りで詳しい作り方まで載っているものですから、思わず玉子4個握って台所に立ちそうになりました。(が、1人で玉子4個喰らうのは色々な意味で無謀でしたので堪えました)
そう、「レシピ版」。このレシピ版がまたものすごく素敵な本なのです。全体的にちょっとレトロな雰囲気にまとめられていて、まるで絵本のよう。もしくは昭和の家庭科の教科書のよう。(私が小・中学校で使っていた教科書はこんな感じだったのですがー今は違うんでしょうかー)
紹介されているお料理は、どれも身近な材料で気負うことなく作れる家庭料理ばかりです。洋食屋さんのメニューっぽい家庭料理がお好きな方、是非。エッセイの抜粋も掲載されていますので、本編未読の方でもじゅうぶん楽しめます。

さてこの2冊、実は内容をけっこう忘れかけていますので、これからまたじっくりゆっくり読んでいきたいと思います。今年のお盆休みのささやかな楽しみです。


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by honey_camera | 2011-08-10 10:38 | Nikon D40