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買っちゃったKindle(Paper white)

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昨年最後の買い物はKindle Paperwhite(以降、ここではざっくり”Kindle”表記にします)でした。
発売後のレビューがやけに高評価で、そのレビューを読めば読むほど気になって気になって、でもずっと在庫切れで注文できなかったのですが、暮れも押し迫った頃、気まぐれに確認してみましたら「在庫あり」になっていたので、これはもう神様が買えと言っいてるに違いないと。加えて、そのタイミングで注文すれば元日に配達されるようだったので更に勢いづいてしまって。元日にちょっとステキな物が届くなんて嬉しいではないですか。
というわけで、1年頑張った自分へのご褒美、及びセルフお年玉として、2012年最後の物欲を叶えてしまいました。

Kindle Paperwhiteは、その他のKindleシリーズよりも一足先に発売されていますので(そして実店舗にはちょくちょく入荷されていたようなので)、あちこちで既に語り尽くされている感がありますが、だからと言ってただ「買いましたー」という報告だけでは情報性も何もありませんので、個人的な感想を以下に箇条書きします。

【ハード使い勝手編】
薄い! 重さも気にならない。持ってて嬉し楽しい感触。(これけっこう重要)
・「E Inkディスプレイ」とやらが予想以上に読みやすい。(「ちょっときれいな白黒液晶」程度だろうと想像していたら、全く違っていてびっくり)
・これはKindleに限ったことではないのですが、文字の大きさ・行間をカスタマイズできるので、好みのサイズの文字で読むことができるのが嬉しい。(いえ、まだ老眼ではないのですけども。時々小さい文字を凝視するのがツライだけで。いや本当に。←疑わしい)
・スクリーンセーバー(と言って良いのかしら。電源オフ時に表示される画像)が渋くてナイス。しかもけっこうたくさんパターンが用意されているので見飽きない。
・直感で使える。マニュアルを熟読しなくても使っているうちに大体わかる。マニュアル読まない主義(別段ハードに強いわけではなく単に面倒臭がりで)なので有難し。
・バッテリーが長持ち。頻繁にダウンロードしたり、それなりに長時間読んでいても1週間~10日は楽勝かと。
個人的に、最近バッテリーが保たない機器が多かった(携帯とかiPod touchとか3DSとか)ので、バッテリー残量に神経質にならなくても良いのは落涙もの。
・これで7,980円はやっぱりすごく安いと思う。

【書籍購入編】
・AmazonのKindleストアサイト(※PCで参照)がとても使いやすい。
・「これ良さそう」という本の無料サンプルがワンクリックでKindleに保存・転送できるのが有難い。
サンプルが気に入ったらそのまま本編を購入できるのも便利。(但しその場合はワンクリック(確認無し)で購入完了になるので要注意)
・Kindle端末で間違って「購入」をクリックしてしまった場合は、購入直後ならば注文を取り消せる。
・Kindle端末でも「ほしい物リスト」(電子書籍のみ)が参照できるのが地味に便利。
・Kindle端末でレビューが参照できるのも地味に便利。

【微妙な点】
・Kindle端末上に表示されるストアはちょっと使いにくい…かもしれない。
PCで心ゆくまで書籍物色 → 購入orサンプル送信 → Kindleで同期 という手順ならストレス無しだけれど、Kindle単体で「気ままにウィンドウショッピング」はちょっとキツいかもしれない。(※ダイレクトに書名検索なら問題無し)
・日本語の書籍の品ぞろえは、まだそれほど多くない。(版権切れの無料文学作品(青空文庫)はたくさんあるのだけどー。)
・マニュアルが付属しないので(紙媒体では電源の位置ぐらいしか教えてくれない)、事前にしっかりマニュアルを読んでから触る主義の方はちょっとだけ覚悟が必要。とは言え、大した機能は無いので大した問題も無いです。
・Wi-Fi環境によっては、簡単に接続できない場合があるらしい。(MACアドレスを登録しなければいけなかったというレビューが数件)

…利用10日程度の現在の感想はざっとこんなところです。ハードの使用感は予想以上で大満足。
惜しむらくは、前述の通りまだ日本語の書籍がそれほどたくさん揃っていないところ。そして電子書籍の価格が微妙なところ。作家さんの印税や、出版社の利益を考えると、紙媒体の書籍と電子書籍に大きな価格差を出すことはできないだろうことは理解できるのですが、やっぱり「実体」の無い電子書籍が紙媒体とほとんど同じ価格なのは微妙な気がしてしまうのですよー。(中にはかなり安い価格に設定されているものもあるのですけども)

ただ、無料の青空文庫にも興味深い作品はたくさんありますので、出費を抑えたい時は純文学作品をじっくり楽しんでみるのも一考ですし、品ぞろえの面はこれから徐々に改善されるでしょうし、ついでに現時点ではラインナップが微妙なだけに、読みたかった本のKindle版が見つかるとものすごく嬉しいキモチになれる、というオマケもあります。なので、いっそ今はこの「宝探し感覚」を楽しむのも良しかと。


さて、ええかげんダラダラと長くなって参りましたので、「私はこんな風に使ってるの」的なお話はまた明日に。
”電子書籍なんてどうでもええわー”という方、ごめんなさい。よろしければもう少しだけおつきあい下さい。

明日につづく


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by honey_camera | 2013-01-10 10:56 | Nikon D40