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オモチャなカメラで見た夕陽

オモチャなカメラで見た夕陽_e0039640_8532411.jpg
これは我が家の窓から見た昨日の夕陽。大きくて少し滲んだその姿は、まるでサバンナの地平線に沈む太陽のようです。
…とまあ、それはあまりにも美しく言い過ぎですが、この夕陽、本当にひどく大きく写っています。望遠機能は使っていませんので、山や建物の大きさはそのままに、太陽だけが実際に目に見えていたバランスの五割増ぐらいになりました。

オモチャなカメラで見た夕陽_e0039640_853037.jpgこの写真は、こんなカメラで撮りました。名前は「Che-ez! Tinio」。これでも一応「デジタル」カメラです。
デジタルカメラがまだそれほど一般的な物ではなく、カメラ付き携帯電話もあまり普及していなかった頃に、「デジタルトイカメラ」と呼ばれる廉価版のデジカメが販売されていた時期がありました。ほんの数年間の短い間でしたが、けっこう面白い物も出ていたように思います。このChe-ez!はその時代の遺物の1つ。シリーズで色々なタイプが発売されました。

この「Che-ez!」、トイカメラだけあって、その写りはちょっと想像を絶するもので、油断をすると歪みまくりブレまくり。色も狂いまくります。今日のこの夕陽のように、見えているものとはまったく違う景色を写しこんでしまうこともあります。
ちゃんとした「記録」に使おうなどと思っては痛い目に合いますが、このダメっぷりは今の時代、見方を変えればある意味なかなかのもの。これを楽しまない手は無いぞと思い、最近、外出時には必ずカバンに忍ばせて、ぽちぽちと色々な風景を撮っています。
今週のギャラリー・アビィの展示には、このカメラで撮影した写真を出展しました。

さてデジタルトイカメラと言えば、最近トミーの「Xiaostyle」が人気のようですね。
最先端の技術が生み出した500万画素のトイカメラ。(500万画素だろうが何だろうが「トイ」に変わりはないらしい…) その写りはロモを彷彿とさせるとか。
度々目にしながらも特に惹かれはしなかったのですが、「デジタルなおもちゃ」の魅力にも開眼してしまった今、こちらにも興味がふつふつと…。(これがまた悪戯にぽちっと買えてしまう値段なのが目の毒なんですよねえ)
by honey_camera | 2006-06-20 09:32 | Che-ez! Tinio